「心、ぐっ。」

2008年12月29日 (月)

今宵アワード2008第3幕。

今年のmy感動はタモリさんの故赤塚不二夫先生の葬儀での弔辞。

2008ベスト「心、ぐっ。」と言えます。

本当に心のこもった弔辞は白紙を読み上げたもの。

その全文です。

弔辞

 8月2日にあなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の中で、ほんのわずかではありますが回復に向かっていたのに、本当に残念です。

 われわれの世代は赤塚先生の作品に影響された第1世代といっていいでしょう。あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクター、私たち世代に強烈に受け入れられました。10代の終わりからわれわれの青春は赤塚不二夫一色でした。

 何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して九州から上京して、歌舞伎町の裏の小さなバーでライブみたいなことをやっていた時に、あなたは突然私の眼前に現れました。その時のことは今でもはっきり覚えています。赤塚不二夫が来た。あれが赤塚不二夫だ。私を見ている。この突然の出来事で、重大なことに、私はあがることすらできませんでした。終わって私のところにやってきたあなたは、「君は面白い。お笑いの世界に入れ。8月の終わりに僕の番組があるからそれに出ろ。それまでは住むところがないから、私のマンションにいろ」と、こう言いました。自分の人生にも他人の人生にも影響を及ぼすような大きな決断を、この人はこの場でしたのです。それにも度肝を抜かれました。

 それから長い付き合いが始まりました。しばらくは毎日新宿の「ひとみ寿司」というところで夕方に集まっては深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタを作りながら、あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。他のこともいろいろとあなたに学びました。あなたが私に言ってくれたことは、いまだに私にとって金言として心の中に残っています。そして仕事に生かしております。

 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。麻雀をする時も、相手の振り込みであがると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしかあがりませんでした。あなたが麻雀で勝ったところを見たことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかし、あなたから後悔の言葉や相手を恨む言葉を聞いたことはありません。

 あなたは私の父のようであり、兄のようであり、そして時折見せるあの底抜けに無邪気な笑顔は、はるか年下の弟のようでもありました。あなたは生活すべてがギャグでした。たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀の時に、大きく笑いながらも目からはぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺の時、たこちゃんの額をぴしゃりと叩いては、「この野郎、逝きやがった」と、また高笑いしながら大きな涙を流していました。あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。

 あなたの考えはすべての出来事、存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち、「これでいいのだ」と。

 今、2人で過ごしたいろんな出来事が、場面が、思い浮かんでいます。軽井沢で過ごした何度かの正月、伊豆での正月、そして海外への、あの珍道中。どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのかと思うばかりのすばらしい時間でした。最後になったのが京都五山の送り火です。あの時のあなたの柔和な笑顔は、お互いの労をねぎらっているようで、一生忘れることができません。

 あなたは今この会場のどこか片隅で、ちょっと高い所から、あぐらをかいて、ひじを付き、ニコニコと眺めていることでしょう。そして私に「おまえもお笑いやってるなら弔辞で笑わしてみろ」と言ってるに違いありません。あなたにとって死も1つのギャグなのかもしれません。

 私は人生で初めて読む弔辞が、あなたへのものとは夢想だにしませんでした。私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言う時に漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、今、お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

私もあなたの数多くの作品の1つです。

合掌。

 平成20年8月7日、森田一義

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2008年10月22日 (水)

箱男さん

「壊れちゃったよ。」

人を信じられない男が箱の中に入って人の温かさを知ると言う電波少年の企画にて。

お笑い芸人の「川元文太さん(たぶん)」は言葉は発せられず、かがんではいるくらいの小さな箱の外にある電光板に中から文字を打ち出して伝えることしかできない。車輪がついていて、人によって押してもらうことで???km(忘れました)進むとゴール。人の力で進むしかないから温かみがわかると言うもの。信じていいかなと感じ始めれば裏切られるような展開。

落ち込んでいると箱が動き出す。それは付き合っている彼女。グラウンドを何週も何週も押し続ける彼女。彼は箱の中から、もういいと言っても彼女は押します。今までこんなに押し続けてくれた人はいません。彼女は疲労困憊。息も絶え絶え。

一晩中押し続け仕事に行くため彼女の足が止まります。「また来るからね。」と帰ることを告げると、川元さんは今まで誰にも打たなかった言葉を入力します。

「ありがとう」

すると、頑丈な箱は突然、四方に開きます。実は彼のそのキモチがGOALでした。

「壊れちゃったよ。」

スバラシイ。

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2008年8月 6日 (水)

日本水泳協会の方

やったー、やったあー!

1992バルセロナ五輪で岩崎恭子さんが平泳ぎで金メダル獲得のとき、ゴール直前、実況のアナウンサーの横の解説の方の絶叫。おそらく、協会の方かと記憶しているのですが。世間的には「今まで生きてきた中で一番幸せです。」という名文句が有名ですが、僕はこの方の絶叫を思い出すだけで泣きそうになります。今も。今これを入力していながらも。

(純粋なスポーツの祭典としてのオリンピック開幕に寄せて)

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2008年7月29日 (火)

長島千恵さん

「・・・生きてる。」

「余命1ヶ月の花嫁」として知られる24歳の若さで乳がんによって亡くなった長島千恵さん。
病床で過ごす彼女にご主人が何気なく「毎日何してるの?」と問うと少し考えて、そして堂々とこう答えました。

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2008年7月 2日 (水)

森昭一郎さん

・・・・・・(号泣のため絶句)

2003年、全日本女子バレーボールにて翌年に迫るアテネ五輪の出場を決定した試合後に、インタビューする立場が感激のあまり号泣。選手の「シン」こと高橋みゆきさんが代役を買って出る。フジテレビアナウンサー。

この涙を含めて、本当にすばらしい試合でした。

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2008年6月 4日 (水)

北條友梨さん

おばあちゃんのようになりたい。

カンボジアに学校を作り続ける北條友梨さん(77歳)。そこに通うようになる子供たちが「大人になったら何になりたいか」と言う質問に、彼女をさして口々に。

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2008年5月14日 (水)

栗原由佳さん

We will be always with you love & kisses.
   いつも一緒にいるからね

夫であるボストンレッドソックス岡島投手のキャップの内側に家族の名前とともに書いた言葉。彼は、試合中、その言葉を見て投げます。

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2008年4月25日 (金)

ジョージWブッシュさん

我々が苦手なことは英語で質問に答えることだ。

昨年のワールドチャンピオンレッドソックスをホワイトハウスに招いたときに松坂大輔選手に向けて

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2008年3月19日 (水)

Aさん

悔しかったですわ

甲南大生蒔田文幸によってでっちあげられた痴漢で逮捕された男性の言葉。
なんの言われもない罪を背負わされて拘留された時を思い出し涙ながらに。

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2008年3月13日 (木)

福田衣里子さん

薬害起こした張本人は息を潜めて隠れている

     薬害肝炎救済法成立に際し、原告団の中のおひとりの言葉。

It’s now or never―私は早く、C型肝炎とさよならしたい! It’s now or never―私は早く、C型肝炎とさよならしたい!

著者:福田 衣里子

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